都民の森に行ってきました! ドロドロに溶けました
都民の森は都内在住の方々には定番のヒルクライムコースらしく
都心から電車で約1時間程で行け、獲得標高は約1000キロ
ヒルライムレースのコースとしても使用されているらしく由緒正しい場所のようです。
坂嫌いなはずの私ですが、なぜ都民の森に上ることになったのかというと、
那須ロングライドの前も後もとてもお世話になっているしんぱちさんとナイトライドする予定を立てていたのですが
私の予定がどうしても日中しかたたず、じゃあ檜村いってみるかという事になりどうせなら都民の森登っちゃおうかという流れに。
ここの所山ばかり言っている気がするのは気のせいだと思い込むようにぐっと涙をこらえます。
武蔵五日市駅へ
神奈川県民な私は電車に揺られること約2時間ほどで武蔵五日市駅に到着しました。
4,5年ほど前に通勤2時間半をほぼ毎日体験しているためそれなりの耐性が付いているのもあり、そこまで辛さは感じませんが頻繁に行ける距離ではないですw
駅の手前に入った瞬間に回りが山に囲まれたことに驚愕し、額に汗がじんわり浮かびました。魔境に入り込んでしまったのでしょうか。。
都民の森ライド
都民の森ライドスタート!
武蔵五日市駅でしんぱちさんと合流し、最寄りのセブンで補給を済ませようとした際に水を購入したのですが
水プラス
カルピスの乳酸菌
ちょww何この乳酸菌www
暑いときに頭にぶっかけるように購入したのに、思わぬ失敗をしてしまいました。
序盤はアップダウンがそれなりにある道で、まだ早朝ですが湿気と暑さで若干げんなりします。
しばらく走ると檜原役場に到着しました。
檜原役場はヒルクライムレースのスタート地点になっているらしく、タイムトライアル等やる人はここから計測するそうです。
役場で少し休憩してから出発しました。
都民の森序盤戦
役場を過ぎると交差点があり、ここを左に行くと標識通り都民の森へ行けます。
右へいくと、、魔界に通じる道があるそうです。
左へ曲がってから、車の交通量がぐっと減りだんだんと山の雰囲気も濃くなっていきました。山に入り始めると、木々のおかげもあり日陰ができてきて少しだけ涼しくなります。
ただまだ山に入り始めたといっても本当に序盤の序盤。
ここもアップダウンが多く、そこまですごい斜度の坂は現れません。
しんぱちさん曰く、ここは肩パンレベルだとのこと。
頂上に近づけば近づくほど、段々と本性を現すそうです。ここはドルアーガの搭か何かでしょうか?
そしてその時はすぐにやってきて、上川乗交差点を過ぎると段々と本性を現し始めました。
都民の森中盤戦
交差点を過ぎたとたんに結構えぐい坂が待っていました。
斜度は確か8%ほどだったと思います。
そこを何とか乗り切り下りに差し掛かった時に、後ろから猛然と抜いていく人たちがいました。
しんぱちさんに挨拶をして抜いて行かれたので、お知り合いの方かな?と思い聞いてみたところりょうさんでした。
私もツイッターでフォローさせていただいている方で何か凄そうな人だなと思っていた方でした。
しんぱちさんが着いていきたそうにしていたので
「ついて行ったほうが良いですか?」と聞くと
「ついていけるなら行っておいでw」と言われたので
あれ?これ私だけいくのかな??と思いつつも
どうせなら行ってみるかと思い付いて行ってみることにしました。
(あれ?なんかデジャヴ?)
何とか速い方たちのグループに追いつきましたが、下りが終わるとまたキツイ斜度の坂が現れました。
ただ、前の人はかなり辛そうに走っていたので私だけがつらいんじゃないんだなぁと少しだけ力が湧いてきました。
ただふと気づくと、前の人の後ろブレーキがない。私のREACTOのように下についているような感じもしない。
これどうやって止まるんだろう、もしかして足で無理やり止めるのかな?
と勝手に思い込み、ブレーキなし→足で止める→ヤバイ!危ない!
※後で知りましたが、ディスクブレーキでした。。
という図式が思い浮かび、この人の後ろにいるのは危険だ!と思って力の限り力を振り絞って、多分りょうさんはもっと前のほうにいるはず!という思いもあり、もう少し前の人を追うことにしました。
ただ、前にいた人たちはものすごく速くちょっと追いついたと思ったらすぐに加速しどんどん前に行ってしまい見えなくなってしまい目標を失った私は段々とスピードが落ちていきました。
もうあきらめて、このまましんぱちさんにダメでしたーって言おうかなという事が頭をよぎったときに
「いやー暑いですねぇ!」とさっき抜いてしまったブレーキなしの方に声をかけて頂きました。
そのたった一言だったのですが、なぜかまたやる気が出て、また頑張ろうという気持ちになりました。
都民の森終盤戦
その後は何とかブレーキなしの人の後ろに食らいついていきます。
その方もかなり暑そうで辛そう。
段々と前の方はフラついてしまっていて、これ以上はちょっとついていくのは危ないなと思い前のほうに出ました。
そして旧料金所を超えて、見えてきたものは絶景でした。
まるで、山の崖のほうに進んでいるように錯覚するような山との距離がすごい近い
見渡す限りの絶景に、ヤビツでは感じなかった少しの感動が味わえました。
都民の森でこんなにすごいのに、渋峠や乗鞍といったすごい山々はどんなにすごい景色なんだろうと行ってみたい欲がふつふつと湧いてきます。
ただ、ここの区間の斜度はずっと10%を切らずかなり辛かったです。。
また暑さも山のかなり登った場所なので気温はそうでもないのですが、湿度がまとわりついてとても暑い。
序盤に飛ばしすぎたのもありますが、初めて足にくるというものを味わいました。
もう自転車から降りてこのまま下ったらとても気持ちいいだろうなとも思いましたが、後少しできっと頂上だ!という思いもあり頑張ってペダルを回します。
しかしいつまでたっても頂上が見えてこず、前はずっと道が続いています。
と思っていたら急に標識があり、都民の森は左というのが目に入りました。
何とか都民の森まで到着しました!
都民の森に着きヘルメットを外し、自転車にかけヘルメットのヒモ部分から吸収した汗がボタボタ下に落ちていました。
都民の森にりょうさんはおらず、そのままもっと先へ進まれていたそうです。
凄すぎます。。
しばらく、休憩しているとしんぱちさんがいらっしゃってもうトロトロに溶けきった私を見て、大丈夫かと色々心配していただけましたが、頂上はそれなりに涼しく熱も大分引いたのでまた再出発しました。
(カレーパン食べたのに、画像取り忘れるくらい消耗していたんだと思います。。)
※実は、いやー暑いですねぇと声をかけてくれた方がりょうさんだったと後で知りました。ごめんなさい。。
※りょうさんは都民の森まで自走していらっしゃっておりました。この超絶暑い中、、私が同じ状態だったら都民の森に入る前に気体化していました。もし自走でなかえれば私なんて追いつくことも叶わないすごい方です。誤解なきよう。。
風張峠へ
風張峠へ向かおうとした最中にりょうさんが上から降りてきました。
無事挨拶も完了し、いざ風張峠へ!
風張峠はそこまで斜度は高くなく、気温もとても涼しかったので都民の森の最後に比べると大分マシでした。
そして無事、頂上まで到着!!
そこの近くに魔界の出口
風張林道の出口があることを教えていただき、少し中に入り様子を見てきましたが
あまりの急な坂に足がすくみました。
村人Dにここの場所を尋ねたら
「あ、あ、あ、あそこだけはいっちゃなんねぇ。。」とおびえながら口にするでしょう。
下山&そばを食べよう!
そしてここからがお楽しみダウンヒルです。
道がとても綺麗で、下るのがとても楽しかったです。
そして何より涼しい!
しかし途中で、またりょうさん達グループが追い抜いていきました。
それを目にしたしんぱちさんのスピードが一気に加速します。
それに追いつくために初めて、一番重いギアでぶん回します。
(なんだろう、またデジャヴ?)
下りなのになぜか体がヒートアップしていきます。
何とか蕎麦屋に着きましたが、もう疲労困憊でした。
深山という場所でお蕎麦を食べましたが、そこまで食欲がわかなかったので盛り蕎麦のみを注文しました。
味はコシのあるお蕎麦で大変おいしゅうございました。
ですが、何よりこのお店で美味しく感じたのが冷たい水という。
なんというか。すいません。
今度もし来ることがあったらしっかり味わえる環境下で食べたいと思います。
この日は
水>>>>>>>>蕎麦でした。
神戸岩へ!
深山でお蕎麦を食べ終わり、涼しい場所があるとの事なので行ってみることにしました。
山に行こうとしているときのしんぱちさんはとても楽しそうです。
深山から外にでるともうそこは灼熱地獄。
すぐさまロードバイクにまたがり出発します。
行く道中では川に入って遊んでいる子供らがいて、すごく羨ましかったです。
道中もそれなりに坂があり、もうお腹いっぱい状態でしたが無事涼しいらしい場所につきましたが、確かに涼しい!そしてとても雰囲気たっぷりの林道でした!
都民の森のときも思ったけれど、私はこういう林道だけでお腹いっぱいなのに何故高い山の後にこういうすごく良い雰囲気の場所にたどり着けるのだろう。
山好きな方々にとってはデザート感覚なのでしょうか。
え?別腹なの??
林道をしばらく進むと、トンネルがありそこを進んでいくと、神戸岩がありました。
そしてここをこのまままっすぐ行くと、最近までは通行止めだったらしいのですが、ノコギリ山というとんでもない場所へいけるそうです。
それを話しているときのしんぱちさんはキラキラしていました。
本当に山好きなんだなーと思いましたまる
山は終わり!最後はデザート!!
ようやく今日の山はすべて終わり、ここからは下り基調で途中でケーキを食べて帰るというルートだそうです。
もう坂は無いと聞いて、心の中で安西先生ばりにガッツポーズです。
そしてケーキは思わぬ場所にあり、なんと都民の森スタート地点にありました。
カフェ・せせらぎという名前だそうです。良い名前です。
そこでレアチーズケーキセットを頼みましたが、これがうまい!
役場の中だったのでそこまで期待はしていませんでしたが、普通においしいですw
火照ったからだに冷たいコーヒーがまた凄くおいしい。
都民の森ライド終了
無事都民の森ライドも終わり、これからも夏本番という気温が続くのもうお山に行くことは暫くないと思います。正直安堵しかありません。
ヤビツ、都民の森という神奈川・東京の有名所2大巨頭を登り少しは山の耐性が付いたと思います。
最近指摘されてわかったのが坂は嫌いだけれど苦手ではない。
坂は嫌いだからとっとと登ってしまいたくなって、ペースが速い人についていってしまうという状態になっている気がするので、それを自分のペースで管理できるようにするのが今後の課題です。
ただ、そのために山登るかって言ったら
絶対登らないけどね!!!!!!