箱根旧道ライド 神奈川屈指の峠へ挑戦!
箱根
少し昔に、原動付自転車で箱根(旧道)に行ってみた事があるんですが
その道はとんでもなく急で、自転車で登ってる人たちを見て
よくこんなところ自転車で登れるなぁと感心しながら原付のアクセルを握りしめて、車体をヒーヒー言わせながら登っていた事を思い出します。
箱根はちょっと私にとっては少しだけ思い入れのある場所で、ロードバイクを購入した時からいつかはあんなところも登れるのかなと思っていました。
今年も後1ヶ月ちょい。
そのうちで、山に登れる日はもう限られている気がしました。(今年やたら寒いですし)
まさか、こんなに早くにあそこに挑戦できる心境になるとは思いもしませんでしたが、行けるところまで行ってみようと思い、挑戦してきました。
寝坊した!
ちょっと色々あり、夜寝るのが遅くなってしまい目覚ましをかけたものの寝坊してしまいました。。
一人だととてもこういう事が緩くなってしまいます。
7時に出発する予定が7時半になってしまいましたが、まだあわてるような時間じゃない
と何とか気分を持ち直し、出発しました。
相変わらず134号をひたすらまっすぐ行き、途中で国道1号に切り替わります。
そしてそのまま、またずっとまっすぐ行くともう小田原です。
ここがあの集団落車ポイントかと少しだけ聖地巡礼を済ませ、ひた走ります。
小田原を抜けると、紅葉時期というのもあってか車の渋滞が結構ありました。
慎重に先を進み、ついに見えてきました。箱根の入り口です。
※ここをまっすぐいくと国道1号線沿いの弱虫ペダル1日目のインハイコースです。今度みんなでワイワイ行きたいです。
ここを左折し、地獄への道を踏み出します。
箱根旧道ヒルクライムへ
左折すると、市街地っぽい感じですがすでに登りが始まっています。
さすが天下の険箱根旧道です。
箱根旧道では有名な登りの箇所が何箇所かあり、その中でも有名なのが
7曲り・サル滑り坂です。
ここが最もつらい場所らしく、ここをクリアし甘酒茶屋までいければもう大丈夫らしいのでこの2か所が踏ん張りどころの様です。
市街地っぽい箇所を何とか通過すると、箱根湯本ホテルの別館がありました。そこの道はほぼ平坦で、ここでひと休憩入れることができます。
ただ、相変わらず明神三国峠の辛さが自分の中で生きているようで、
10%の坂が永遠と続く訳ではなかったので、あれ?平坦がある??とかなり心の余裕ができた事にびっくりです。
道中も紅葉景色が中々彩っていてとてもいい感じです。
電線め。。。
改めて思うと、明神三国峠って自走で行ける中では最凶の部類の峠だったんじゃないかと思ってきました。
たださすがの箱根峠、甘い考えは即座にぶち壊すかのように襲ってきます。
赤い悪魔
ただ、平坦後の坂区間は10%以下なのでそんなに辛くはないです。
斜度が緩まる箇所もあったりで、あれ?旧道ってこんなもんだっけ。とちょっとだけ肩透かしを食らっていると
ついに本性を現してきました。
赤い悪魔の登場です。
(´・ω・`)ン?
(´゚д゚`;)エェェェェェェ!!?
内側は20%位ありそうな斜度のナイスワインディングです。
ただ、ひどい斜度は一瞬のようなのでダンシングで切り抜けます。
ここからが本当の箱根旧道の始まりの様で、序盤はただの道です。
ここから先は9~10%を切ることがありません。激坂区間突入です。
ただ15%といった坂は出てこないので、ひたすらペダルをクルクル回します。
赤い悪魔をクリアすると、林道区間へ入ります。ここで私はテンションが上がってきて段々楽しくなってきました。
やはり私が求めているものって林道なんだなぁと改めて実感しました。
ただ相変わらず斜度は落ちずずっと9~10%をいったりきたりなので頑張ってペダルを回します。
七曲りへ突入
林道区間が終わり、しばらく10%の坂と激闘を繰り広げているとついに見えてきました。
噂に名高い七曲り看板
ここから前を走っていたと思われるローディの方が数人自転車を押しているのが目につきました。
やはりここは箱根旧道。生半可なものでは無いということを肌に感じました。
何箇所かワインディングで斜度がぐっとあがりますが、そこはダンシング、それ以外はシッティングで切り抜けることでいい塩梅で足の筋肉がほぐれたのかとても登りやすい場所でした。
七曲がりもワインディングはそれなりの斜度がありますが、それ以外は基本10%区間がずっと続くような状態です。
七曲りの終わりは対向車線にここから七曲り下りという看板が見えるのでそれが終わりの合図のようです。
七曲りを終えると、見晴らし茶屋がありここからの景色は絶景そうでしたが今回は足つきなしで登りたいため、寄りたい欲望をぐっとこらえ先へ進みます。
猿すべり坂
見晴らし茶屋を通り過ぎてすぐに、猿すべり坂があります。
七曲りよりここの斜度はきつく12%ほどの勾配です。
さすがにここまで来ると足に疲れが見え始め、あとどれくらいで着くだろうと少し思ってきました。
徐々に、徐々に足を削られてくると残HPと距離との心理的な勝負が始まってきます。
ここを心を折れずに、重い脚を何とか回し甘酒茶屋に着きました。
ここまで来るともう平坦。
よっしゃ終わったぁぁぁ!!!
と思ったらまだ登りがありました。
泣いた
心を砕かれ涙と汗で顔をぐしゃぐしゃにしながら登ること数分ようやく本当に終わりが見えてきたようで、本当の本当に平坦に出ました。
旧道箱根
登頂成功です。。
芦ノ湖へ到着
久々に見たことある景色にようやく安堵です。
やはり少し昔のことだったので全然道がどのようになっているか覚えてませんでした。
まさか最後にあんな畜生坂があるとは思いもしませんでした。
そしてちょうど海賊船も船乗り場に来ていたようなので記念にパシャリ
紅葉に箱根に初めて来たけれど、すごい混雑ぶりでびっくりです。
昼前に何とか到着できたので、さっそくお昼ごはんを頂きます。
箱根ベーカリーテーブルでパン!パン!パン!
箱根ベーカリーテーブルすごい人気のようで、購入するまで昼前だというのに20分ほど待ちました。
ここのパン屋さんは、セルフサービスではなく、事前に購入するものを紙に書いて注文する場所に並んで紙を渡し引き換え番号券を受け取り、用意ができた順に
番号が呼ばれて会計というシステムを導入しているようです。
最初は戸惑いましたが、何とかパンを受け取り貪り食います。
注文したのは、カレーパンと塩パンとクリームパンです。
カレーパンは中に卵がごろっと入っていて、周りもサクサク中はふんわりのとても美味しいカレーパンでした。
塩パンはとんでもなく美味しいです!写真を撮り忘れるほどにインパクトがまるでないですが、塩パンってこんなに美味しいんだとびっくりしました。
またここの塩パンはぜひ食べたいです。
クリームパンはクリームたっぷりでこちらも美味い!
脳内の死にそうな干からびた魚がピクッピクッと少しだけ元気になりました。
甘いものって素晴らしい(*´ω`*)
大観山を登ります
パンも食べて満足したので、このまま日向ぼっこして帰りたくなりますがそこは大人!我慢です。
大分パンを購入するのに待ってしまったのと、朝若干寝坊したのがここで効いてきました。
最初に決めていたルートは長尾峠まで行き、そこから小田原へ抜けるルートを想定していましたが、大分時間が押しておりちょっと暗くなってくる可能性もあったので他に良いルートが無いか探してみたところ、大観山が近い様でしかも絶景が拝める様子。
早速進路を変更し大観山方面へ向かいます。
大観山は車の通りもそこまで多くなく、斜度もきつくなく距離もそこそこなようで先ほどの箱根旧道と比べると大分楽なはずですが、思っている以上に足へのダメージが残っているようで、足が重いですがところどころある絶景区間が疲れを癒してくれます。
雲が無ければ、芦ノ湖の奥に富士山がででーんと見えるようですが、この日はあいにく厚い雲に覆われて富士山は隠れてしまっていました。残念。
絶景区間に癒されながら登ること数分ようやく頂上にたどり着きました。
芦ノ湖と紅葉が合わさってとても絶景でした!これに富士山が合わされば。。
また来年リベンジです。その時は、もう旧道は通りたくないので別ルートを模索します。
椿ラインを下ります
大観山からの絶景も拝めたし、さぁ帰ろうと来た道を戻りますがなんと来た時はそうでもなかったのに、大観山の入り口付近から物凄い渋滞が発生しています。
車の横は落ち葉や枯れ木などが散乱してちょっと危なそうというのもあってどこか迂回ルートはないかと探してみたところ、大観山の先を下ると湯河原に出れる様子。
湯河原から小田原は海沿いを行けば着くみたいなので迷うこともなさそう。
・・・・
下ってくる必要ないじゃんか!!?
チクショーーーーー!!!!!
坂って楽しいなぁ(死)と思いながらまた来た道を戻ります。
何とかまた頂上に着き、そこから下り始めます。
ここのルートを椿ラインというらしくここの道路はカーブがゆるやかでとても下りやすい場所でした。
紅葉もいい感じに色づいています。
ただこの椿ラインとても長い。。
ここは箱根とは違いゆるやかな坂のようで、それだけ距離もあるようです。
下りやすいけど、長いので休み休みいけばよかったなぁと反省です。
無事湯河原まで到着し、後は小田原までのんびり帰ります。
終わってみて
自分の中で少し目標にしていた箱根峠(旧道)を登りきることができました!
難易度としては明神三国峠よりは下ですが、ヤビツ、都民の森とは比べるまでもなく険しい峠でした。さすが天下の険箱根峠です。
他の峠を登ると、明神三国峠だけやたら突出しているような気がしてなりません。
あそこは旅にでたらいきなりゾーマがやってきたレベルだと自分の中で位置づけます。
気が向いたら、自分が感じた峠の難易度を数値化できたらと思います!
※ちょっとあこがれてました数値化w
後はもう登ってみたい、見てみたい場所は渋峠・乗鞍・大弛峠・奥日光といった行くのも大変。登るのも大変といった場所しかなくなってきました。。
なので今年はもう行けるところに行きつくした感じなのでもう大満足です!
ほんとうに良い一年でした!!坂グッバイ!!
あとは平地で絶景を求めるなら
某ねずみが住んでいる県の下らへんが絶景そうです(*‘∀‘)
平地で絶景が見れる場所を今度は探していきたいなと思ってます!
私は坂が好きなのではなく絶景が好きなんです!
そこのところお間違えの無いよう!
ポチッとしていただけると今日一日頑張れます!!
にほんブログ村