バターと卵とときどき自転車

絶景と美味しいものを愛している、バターです。

【前編】The Peaks ラウンド4 に参加しました。 

The Peaks ラウンド4 

www.longridefan.com

走行距離194km、獲得標高6176m。 The PEAKS初の五つ星の最強ラウンドは、変化球なし! 変態坂バカの皆さんとの直球勝負です!

 

まさに変態しか参加しないであろうこのイベントに参加することにして早4か月

 

結局実走をしたのが4月~8月までで10回に満たない程度。

最大の獲得標高は試走で行った4000mが最大で、当日は6000m登らなければならない

しかも時間制限あり。

 

うん。多分無理。

 

無情にも台風が接近してもしやこのまま流れるかと思いきや

そんなことも無く当日は最近では珍しいずっと晴れの予報

覚悟を決めて家を後にしました。

 

 Peaks参戦記

Peaks前夜

 前日の受付は15時から開始の様子だったので、そのくらいの時間に間に合うように家を出発。

行きは大月まで輪行して、そこから自走し小菅村まで。

帰りはYakiそばパンさんの車に同乗させてもらえる予定です。

大月から小菅村までは約20キロ、獲得標高500mほどでした。

途中で長い松姫トンネルがありますが、懸念していたよりもずっと明るく車通りも無かったので安心して通れました。

予定通り15時ちょい前に小菅村に到着

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まだ知り合いの方もおらず、Yakiそばパンさんとコーラさんもいらっしゃってなかったので受付を手早く済ませ宿へ向かいました。

今回の宿泊場所はかどや旅館

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料理も美味しく、宿の人もとてもやさしく歓迎してくれ、雰囲気は学生の合宿所のようでまったり過ごすことができました。

風呂に入り、翌日のコースを以前試走した時間と照らし合わせてまどろんでいたら

Yakiそばパンさんとコーラさんが到着。

 ざっくり部屋の案内などを済ませていたらもう夕飯の時間になっていました。

夕飯は川魚やメンチカツなどが出てボリュームもたっぷりで、明日へ向けての栄養がみなぎります。

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その後また風呂に入り、ようやくひと段落して明日への作戦会議を始めます。

Yakiそばパンさんとあーでもない、こーでもないと明日への不安が増大しかせず

結局頑張って登るしかないという結論に達しました。

ただし、前に試走した時は松姫峠(試走の時は最初に上りました。本番は登り返しの今川峠の後)、今川峠で頑張りすぎた為心拍が180くらいいってキャッキャキャッキャしていましたが、今回は全体的にイーブンペースで走ることをお互い誓いました。

Peaksスタート

※Peaks時の記憶を備忘録に記載しています。今までと文色が異なるのでいやだと思ったら左上か右上のバツボタンをすぐ押してください。

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かなり早めに出発したおかげか、先頭を確保

那須の時もそうだったけれど、私はスタートは先頭になることが多いようだ。

暫くまごまごしていると、Yakiそばパンさんとコーラさんが別の駐車場から到着していた。

コーラさんは松姫スタート、私とYakiそばパンさんは今川スタートでスタート位置も若干違っていた。

Yakiそばパンさんは私の後ろに並べた様子。

そしてと~るさんも合流した。と~るさんはYakiそばパンさんの隣に並んだ様子。

暫くすると続々とPeaks参加者の猛者たちが集まっていた。

幾多の自転車のライトがあたりを照らし、お祭りの様で段々とテンションが上がってきた。

そしてついにカウントダウンが始まり

 

The Peaks ラウンド4がスタートした。

 

今川峠

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最初に上るのは今川峠

スタート地点から距離5km 獲得標高300mといった序盤としては程よい気もするが、

斜度が急な為寝起きには少しつらい峠である。

登りに入った途端前を走っていた二人が失速。

私の前の人がどうやら一番先頭の様だ。

暫くは先頭の人のペースについていくことに決めた。

しかし登っているうちに気づいた事が二つあった。

ひとつはスピードが正確に測れていないようで、ピコッピコッとガーミンが停止状態になる。これはスピードセンサーをホイールに付け忘れた為だった。

もう一つは心拍計がまったく動作しない。おそらく此方は心拍センサーがちゃんと体に付いていない為。何度か心拍センサーの位置を動かしてみても上手く動作しなかった。

心拍もスピードもわからなかったので自分の今のペースが早いのか遅いのか全く分からない。そうこうしているうちに前の人が段々とペースが落ちていた。

こうなったらもう抜くしかないと思い、ひとまず抜いて走ってみたら

とんでもなく爽快だった。

Peaksに出るのは猛者しかいないイメージで、そんな猛者たちの中を自分が一番前を走っていると思ったら次第にペースが上がってしまった。

しかしPeaks

そんなに甘くなく中盤を過ぎた頃から後ろからどんどん早い人たちが抜いていく。

そしてこの人達も流石で軽々と追い付いてきた。

Yakiそばパンさんとと~るさんである。

Yakiそばパンさんはペースが早すぎると苦笑いしていた。

だってしょうがないんだ。スピードも心拍もわからなかったんだ。

でも先頭は最高に気持ちよかった。

そのまま、今度は落ち着いたペースで走っていると頂上に着き次はダウンヒル

流石に朝方は寒かったが、ここで雲海が見えて一人で興奮していた。

Peaksでは絶景なんて拝めなくて、辛いばっかりだと思っていたけど

こんな絶景も見られるんなら今日はそんなに悪くない日かもしれない

その時はそう思った。

 

次回に続く。